平家物語
京は郊外、鳥羽殿へ幽閉された後白河法皇のもとへ、高倉帝から世を憂う文が届く。 城...
次々と流罪や免官が下されていく朝廷。太政大臣の藤原師長は尾張国に配流され、古の文...
平重盛は他界後、人々から燈籠大臣と呼ばれた。その由縁が語られる。続く「金渡」では...
俊寛は罪を許されず、鬼界が島にて独り残されていた。そこへ有王が忍んでやってくる。...
真夜中の森で求馬は橘姫に追いついた。橘姫が思い人に恨みつらみを述べていると、お三...
七夕の日、7月7日は井戸替えの日でもあった。掃除後、労いの酒盛の場は新しい隣人を...
芝六の鹿殺しの罪をかぶった三作は刑に処せられそうになる。その折、芝六はある悲壮な...
新年を迎えたある日、高倉帝の中宮、平徳子は御懐妊なさる。しかし、中宮は罪人の怨霊...
康頼入道と丹波少将は帰京を祈願するべく、鬼界が島の熊野に似た山地、那智の御山で祈...
大納言成親は悲しみの中で出家を決意する。墨染の衣を身にまとい入道となった彼の命は...