
亡くなった思い人の采女の局を慕い、盲目の天皇は彼女が入水したという猿沢の池へと天...
大納言成親は悲しみの中で出家を決意する。墨染の衣を身にまとい入道となった彼の命は...
蝦夷子の罪を暴くため、彼の館に勅使がやって来るが、事態は思わぬ方向へ動いてゆく。...
処分は成親にとどまらず、親しい人間や息子の成親も流罪となる。 大納言成親に限ら...
入鹿の死を目前に、妻・めどの方は蝦夷子に異見する。 めどの方は橘姫を見送った。...
酒宴を催す蝦夷子の元に、入鹿の妹「橘姫」と妻の「めどの方」がその胸の内を訴えに来...
安元三年六月二日、藤原成親は都を出され、流刑先の備前国児島へ護送される。 同じ年...
後白河法皇を幽閉しようと計画する入道を、内大臣重盛は袖を濡らしながら説得し続ける...
蝦夷子の呼び出しに参上した久我之助は、采女の局が死んだと報告する。 栄える御所...
清盛の元へと出向いた重盛は、成親の罪を減じるように説得をする。 門前で車から降...