
新年を迎えたある日、高倉帝の中宮、平徳子は御懐妊なさる。しかし、中宮は罪人の怨霊...
勘気を許されると安心したのもつかの間。お尋ね者を匿った疑いで、芝六は役人に連行さ...
帝は管弦を所望するが、楽人はおらず、騒ぎ立てては居場所がバレてしまう。そこで芝六...
康頼の歌は波に揺られ都へ伝わった。ところで古の中国には、異国に囚われ、故郷への思...
康頼は帰京を祈願した卒塔婆を千本作り、自分の名と歌を2首記した海に流した。思いが...
天皇は猟師芝六の家に匿われることとなった。そこに米屋が借金の催促に現れる。 三笠...
康頼入道と丹波少将は帰京を祈願するべく、鬼界が島の熊野に似た山地、那智の御山で祈...
名高い狩人である芝六は葛籠山の法度を破り、爪黒の牝鹿を射る。 芝六、爪黒を射止め...
後白河法王は三井寺での亡頂を望み山門の反発を招く。それは時は末法。名だたる寺院が...
徳大寺実定は、平家に大将の地位を奪われたことから、失意の日々を送っていた。出家を...